98Station

PC98の小技・裏技集について

 あくまでも裏技ですので、思わぬ結果を生じる場合があります。各自の責任で行ってください。
メーカー保証がなくなることもありますのでお気を付け下さい。
また、機種によっては設定できない項目があるかもしれません。

裏技の目次
  1. [起動時の裏技]
  2. [メモリを1MB増やす]
  3. [ハードディスクパックを大容量に積み替える]
  4. [ハードディスク(SCSI籠/IDE籠)を大容量に積み替える]
  5. [フロッピィーディスクドライブを交換する]
  6. [IRQ,INT対応表]
  7. [特殊フォルダ作成(Win95のみ)]
  8. [NEC純正CD-ROMドライブ用デバイスドライバの対応]
  9. [IO DATAメモリーボードで61SIMM以外を使う]
  10. [起動しなくなった場合の対処法]
  11. [Cバスの呼び名の由来]
  12. [交換したHDDにバックアップCD-ROMを使って再インストールする] New!

起動時の裏技

PC-9801/PC9821

 パソコンの電源をいれる時に、下記のキーをキーボードから押しながら スイッチONするか、リセットボタンを押すと働く機能の紹介です。

HELP または、
HELP + ENTER(RETURN) システムセットアップメニュー(通称HELPメニュー)の表示、 昔はディップスイッチで設定していた項目をソフトウェアで変更可能。
TAB ハードディスク起動メニュー。ブートするドライブやパーティションの選択ができる
ESC+1+HELP BIOS・Revの表示
ESC+2+HELP
ESC+3+HELP
ESC+4+HELP
ESC+5+HELP Cバスへメモリリフレッシュ信号を送出開始。
ESC+6+HELP Cバスへメモリリフレッシュ信号を送出停止。
ESC+7+HELP
ESC+8+HELP BIOS-ROMの書き換え。ROMデータのFDが必要です。 AnではPNP対応になる修正が行われました。
ESC+9+HELP BIOSリセット
GRPH+1 標準モードを24.8kHzに水平同期周波数を変更する。
GRPH+2 標準モードを31kHzに水平同期周波数を変更する。
SHIFT+GRPH HELPメニューの内容、SWITCHコマンドの内容の初期化をする。
CTRL+GRPH(ALT)+カナ+CAPS システム情報の表示。稼働クロック表示 および ITF(Initial Test Firmware) Version 表示。


メモリを1MB増やす

システムメモリの設定変更

 HELPを押しながら電源ON(リセット)で現れるシステムセットアップメニューを呼び出します。
「16MBシステム空間を切り離す」に設定すると、使えるメモリが1MB分増えます。 ただし、Cバス用のグラフィックアクセラレータを使用している場合は、 設定すると起動しなくなったりすることがあります。


ハードディスクパックを大容量に積み替える

2.5インチHDD(IDE接続)の換装

 98Noteのハードディスクの規格は2.5インチIDEです。 厚みについては、現在のハードディスクを参考にして同じ物を選んでください。
(98シリーズでは17.0mm厚・12.7mm厚・9.5(8.45)mmが一般的です。)
また、ネジ穴が違うタイプのものがありますので、ベアドライブの購入時には気を付けてください。
ねじ穴が外側にあるタイプと内側にあるタイプがあります。
12.7mm厚以下しか使えないのが、Ld Lt Lt2 Na7 Na9 Na12 Na13 Na15 Nr12 Nr13 La10 La13※で、 このうち、Ld Lt Lt2などはパック式になっていないので、PC本体を分解しなければなりません
 次に容量制限について、主な機種の対応する容量は4.3GBまでのドライブですが、 古い機種では540MBまでのものもあります。 540MBまでしか対応していない機種は、ソフト的に対応させることもできます。 ソフトについては、ベクターでシェアウエアとして登録されています。
※これ以降に発売の機種も薄型のみ対応の可能性があります。


換装の方法

 98Noteの多くの機種ではHDDの装着にハードディスクパックと呼ばれるマウンタを使用します。
[1] パックの"ガワ"をはずして、2.5インチドライブを取り出す。(コネクタもはずしてください。)
[2] 用意しておいた新しいドライブと取り替えて元に戻します。(コネクタも元に戻します。)
[3] ハードディスクパックを98Noteに接続します。
[4] フロッピィーから起動して、初期化します。
[5] 用意したドライブと同じ容量が使えるようになったら成功!


初期化について

一部の機種では、専用のフォーマッタがないと初期化できないことがあります。

参考資料-->一覧表はこちら
540MBまで PC-9801NS/E NC NS/T NA NA/C NS/R NX/C NS/A PC-9821Ne
4.3GBまで PC-9821Ne2 Ne3 Ns Np Nd Nd2 Nm Nf Ld Lt Lt2
     Na7 Na9 Na12 Na13 Na15 Nr12 Nr13 Nr15/S10 Nr150 Nr166 0La10 La13
4.3GB以上 PC-9821Nr15/S20 Nr233 Nr266 Nr300 Nw150 Nw166


ハードディスク(SCSI籠/IDE籠)を大容量に積み替える

HDDの換装

 ファイルスロット用SCSIハードディスクやハードディスク専用スロットのハードディスクは載せかえられます。

ファイルスロット用SCSIハードディスクの場合

交換方法
[1] ファイルスロット用ハードディスクユニット(SCSI型)(以降、FS籠と呼ぶ)の外側のネジを外し、金具を取り外す。
[2] FS籠とハードディスク(ベアドライブ)を固定しているネジを外す。
[3] ベアドライブと内部の基盤を接続しているケーブル(電源用と信号用の2本)を取り外し、古いベアドライブは取り出す。
    (ケーブルはかなり堅く接続されていることがあるので、気をつけてはずして下さい。)
[4] [3]ではずしたケーブルに新しいベアドライブを接続する。
    (このとき、接続するドライブの仕様書でSCSI-ID及び転送モードど確認・設定しておく。)
[5] 新しいベアドライブをFS籠の金具に固定する。
[6] FS籠の外側の金具をはめてネジで止める。


交換例
元のドライブユニット : NEC製 PC-HD100FB
(元のドライブ) : NEC製 D3856 (100MB)

交換に使用したドライブ : IBM製 DPES-3180 (1050MB)
テストPC : NEC PC-9821Ae/U2、As/U2 及び An/C9T
使用SCSI IF : NEC PC-9821A-E10 / ICM IF-2560でも問題なし

※SCSI籠のためにIFカードを買う場合、PC-9801FA-02は低速かつNECプロテクトがあるため避けた方が無難です。


ファイルベイ用IDEハードディスクの場合

[1] IDE籠(マウント金具)のネジを外し、金具を取り外す。
[2] IDE籠とハードディスク(ベアドライブ)を固定しているネジを外す。
[3] ベアドライブと内部の基盤を接続しているケーブル(電源用と信号用の2本)を取り外し、古いベアドライブは取り出す。
    (ケーブルはかなり堅く接続されていることがあるので、気をつけてはずして下さい。)
[5] 新しいベアドライブをIDE籠の金具に固定する。
[6] IDE籠の外側の金具をはめてネジで止める。


ハードディスク専用スロット用(IDE)の場合
交換例
元のドライブユニット : ICM製 INTER-240A
(元のドライブ) : WD製 (240MB)
交換に使用したドライブ : Westan Degital製 (2000MB)
テストPC : NEC PC-9821An/C9T


フロッピィーディスクドライブを交換する

PC-98用FDD

 壊れてしまったドライブと同じ型番・同じピン配列のドライブを用意すれば、 何の問題もなく交換できます。 たとえば、ドライブがFD-1148Tという型番だったら壊れていない FD-1148Tとの交換ということになります。
しかし、98用のFDドライブの入手単体は困難です。
そこで、同様の機種のジャンク品(FDD以外の壊れた物)を入手します。

少ないけど手持ちの資料によると、
A-MATE
PC-9821Ae/u2 As/u2 Ap/u2  は
FD-1137TまたはFD-1138T

PC-9821An/u2 An/u8 An/C9T はFD-1148T
PC-982Xa/C10 はFD-1148T

 ちなみに壊れかけのFDDで書き込んだFDは、交換したFDDで読み取れないことがありました。不具合が出始めたら使わない方がよいです。


IRQ,INT対応表

IRQ: Interrupt ReQuestとINT: INTerrupt

 Windowsでは割り込み番号のことをIRQで表していますが、PC-98ではINTで長年表してきました。 IRQとINTは次のように対応しています。
古いボードを手に入れた時でも、空いている割り込み番号に設定すれば動くこともあります。


IRQINT
30
51
62
93
1041
1142
125
136

 サウンドボード(PC-9801-26K、86等)はINT 5が初期値だったため、特定のゲームなどではINT 5以外だとサウンドぽーじが認識されずに音が鳴らないということもありました。


特殊フォルダ作成(Win95のみ)

特定機能のWindowsデスクトップ表示

プリンタ、コントロールパネル、ダイヤルアップネットワークのアイコンを複数作成する方法の紹介です。

方法
すべて半角文字で次のファイル名の3つのファイルを作ります。
1.右クリックで「新規作成」を選択し、テキストファイルを作ってください。
2.そのファイル名は「新規テキスト文書.txt」になってますが、その名前を下のファイル名にします。
注意点としては、txtという拡張子は含めないことと、3つのファイルを作るので、手順1,2を それぞれ3回行うということです。

プリンタ.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D} コントロールパネル.{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D} ダイヤルアップネットワーク.{992CFFA0-F557-101A-88EC-00DD010CCC48}


NEC純正CD-ROMドライブ用デバイスドライバの対応

NECCD.SYS

対応ドライブ別に、それぞれデバイスドライバが用意されています。 ドライバをきちんとCONFIG.SYSに登録すれば、DOSでも各PCでCD-ROMが利用できるようになります。
NEC製 MS-DOSに付属のCDドライバインストールプログラムを使用すると、ファイル名は NECCD.SYSに変更されますので注意してください。


NECCDA.SYS
・SCSI1モード用 CD-ROMドライバ
   SCSI1カード(PC-9801-55U/92/N-J03/FA-02,PC-9821A-E10,PC-H98-B03/B12)にCD-ROMを接続/ドッキングステーションCD用
   (PC-98GS/PC-9821/Ce/Ap2/An/XaC10W内蔵用 PC-CD103/60/60D/60F/ 160F/170/170N/180/180X/600/800増設用)
NECCDB.SYS
・SCSI2モード用 CD-ROMドライバ
   SCSI2カード(PC-9801-100/N-J03R,PC-9821X-B02/B02L)にCD-ROM接続用
NECCDC.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ1
   PC-9821V10/Xe10/Xa7/Xa9/Xa10/Xa12/Xa13/ Xt13/Cx/Cf/Cb2/Cx2/BX4/U2/C-P内蔵用
NECCDD.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ2
   PC-9821As3/Ap3/Ce2/Cs2/Cb/Cb3/ Xs/Xp/Xn/Xf/Xa(C9W)内蔵 ・ PC-CD60D増設用
NECCDE.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ3
   PC-9821Na7/Nb7/Nx内蔵用
NECCDF.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ4
   PC-9821V7/V10/Xa7e内蔵用
NECCDG.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ5
   PC-9821Na7/Na9/Na12内蔵用
NECCDH.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ6
   PC-9821Cx3内蔵用
NECCDJ.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ7
   PC-9821Ct20/V200M7内蔵用
NECCDK.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ8
   PC-9821Rs20/Rv20/RsU26/RvU26内蔵用
NECCDM.SYS
・内蔵用 CD-ROMドライバタイプ9
   その他のPC-9800シリーズ内蔵の専用インタフェースCD-ROM/CD-R/DVD-ROMドライブ用




IO DATAメモリーボードで61SIMM以外を使う

取り外さないでくださいSIMMが61SIMMより安い時に活用できる裏技

BA-34シリーズ
FA-34シリーズ
FS-34シリーズ
などのPIO-SIM61によってメモリーの追加増設の可能なIOデータ製のベースボードだけの 裏技です。

私が実際に試したのはBA-34シリーズです。このメモリーボードはいくつかのタイプがあります。
1.ボードにメモリが直付けされていて、ボード上の空きスロットにSIMMを増設するタイプ
2.ボード上の空きスロットにPIO-HEX-4MやPIO-HEX-8Mという型番のSIMM
(「CAUTION (注意)取り外さないでください」というシールが貼ってあります。)
がスロットに増設されているタイプ
があります。
この取り外さないでくださいというSIMMを複数同時に同じボードに挿して使うと、 スロット1に挿したものは、型番の示す容量として認識され、それ以降のスロットでは、 61SIMM(2MB分)として認識されます。
SIMMは連続していないときちんと認識されないので注意して下さい。 また、通常の72PINのSIMMは使用できないので気をつけて下さい。



起動しなくなった場合の対処法

ソフトウェアディップスイッチのリセット

 まず、[起動時の裏技]の「HELPメニューの内容、SWITCHコマンドの内容の初期化をする。」 を行ってみて下さい。
また、なにか増設したりした場合は、増設したものすべてをはずしてみるといいです。
電源を入れた直後に、黄色や赤色のメッセージが出る場合はメモリやマザーボードに異常があるかもしれません。
 起動時の「ヒポッ」がならない場合や、メッセージが名にも出ない場合はかなり重傷の場合が多いです。 保証期間中ならその時は素直に修理の依頼をする方がいいかもしれません。


Cバスの呼び名の由来

拡張スロットの規格名称

 NEC PC-9801 / 9821 シリーズの汎用スロット(拡張スロット)のことをよく「Cバス」と呼ばれているのを聞くと思います。 この名の由来には、NEC汎用拡張バスと言うのでは長いので、略されて「Cバス」となったというのが一般的です。 言われてみると、そんなたいしたことではないですね。



交換したHDDにバックアップCD-ROMを使って再インストールする

98チェックの回避方法

 再セットアップの裏技をひとつ紹介します。
この裏技を使えるのは、システムインストールディスク(起動用)のAUTOEXEC.BATに98CHECKがある場合に 有効です。

[1] FDを差し込み起動します。
[2] 起動中に「Windows95を起動しています」が表示されたら、すかさずF・8キーを押します。
[3] 起動メニューから 「確認しながら起動」を選択します。
[4] 次々実行して、AUTOEXEC.BATの「98CHECKを実行しますか」になったら、noを選択します。
[5]これで機種判定の呪縛から逃れられます。




更新履歴

2022/07/07 リニューアル、加筆・修正
2019/01/04 リニューアル前の最終更新日
2002/11/24 更新

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