ナビ得 NX-Station

はじめに

 フロッピーディスク(英: Floppy disk, floppy diskette) は樹脂製の円盤に磁性体を塗布・蒸着し、樹脂製の保護ケースに入れたものです。フロッピーディスクへ磁気により情報を記録、再生するフロッピードライブに挿入して利用します。 多くの文脈においてフロッピーディスクをFD、フロッピーディスクドライブをFDDと省略されます。
 パソコンの記録メディアとして多くのオペレーティングシステム ( OS )では、標準でフロッピーディスクドライブが利用できるようになっていますが、追加のドライバーが必要となる場合もあります。

3モード対応フロッピーディスクドライバ

フロッピーディスクドライブの準備、NEC PC-98フォーマット、IBM互換フォーマット両対応のドライバ入手方法
3モード、フォーマット形式 フロッピーディスクには多くのフォーマット形式があります。本ページでは720KB/1.23MB/1.44MBの3つの容量を3モードとして説明します。PC-98全盛期に記録メディアとして活躍していたNEC PC-98フォーマット形式、世界で多く扱われていたIBM形式(IBMフォーマット)を基に日本の一部メーカーが拡張した論理フォーマット形式など多数存在します。
フロッピーディスクドライバ ダウンロード Windows上で1.2MBでフォーマットされたフロッピーディスクが読み書きできない問題に対応したドライバーを入手します。3モード対応ドライブの回転数 300/360RPMを切り替え、512バイト/セクター、1024バイト/セクターの対応をします。
ユーティリティ フロッピーディスク用ユーティリティについて説明します。フォーマット(初期化)、チェック、ドライブ制御、イメージ化ユーティリティなどがあります。フロッピーディスクに記録されたレガシー資産を活用するにはフロッピーからの読取、データの変換をします。仮想環境でのエミュレーションや記録として長期保存するにはフロッピーディスクを丸ごと読取してディスクイメージを作成します。オフコン、汎用機、ワープロなど他のアーキテクチャの専用フォーマットの読取に対応するドライバやプログラムもあります。
フロッピーディスクドライブの入手 USB外付けフロッピーディスクドライブやPCから取外した再生品が流通しています。ドライブ自体の製造が中止になっており主に中古品としての購入になります。新品の入手は困難です。
フロッピーディスクドライブ搭載パソコンの入手 フロッピーディスクを搭載したPC中古品としての入手になります。PC発売後、数十年経過しており状態がよいものは希少です。フロッピーディスクの媒体の大きさ別に3.5インチ/5.25インチ/8インチがあり、3.5インチ/5.25インチはPCに内蔵/外付けがあり、8インチは主に外付けです。

3モード フロッピーディスクドライバ

 日本では720KB(640KB)/1.2MB/1.44MBの3つの各容量のモードに対応することを3モード対応といいます。Windows OS標準のドライバとの違いは1.2MBが使えるようになることです。NEC配布のドライバはPC-98フォーマット(PC-9801/9821/エプソン用 1.44MB FDドライバー)とIBM互換フォーマット(PC-98NXで使用)のどちらもを読み書きできるようになります。
 これには1980年代から90年代にかけて大きなシェアを持っていたNEC PC-98シリーズで採用されたときのフォーマットが関係しています。当時のMS-DOS標準のFAT12フォーマットにおいて、5.25インチ2HDフロッピーディスクではIBM PC/AT互換機は512バイト/セクター、15セクター/トラック、80トラック/面で2面の容量は1200Kiバイト(1.17Miバイト)、NEC PC-9801シリーズ 1024バイト/セクター、8セクター/トラック、77トラック/面で2面での容量は1232Kiバイト(1.20Miバイト)としていました。3.5インチ フロッピーディスクを採用する時にIBM PC/AT互換機は5.25インチとは異なる512バイト/セクター、18セクター/トラック、80トラック/面の2面での容量は1440Kiバイト(1.40Miバイト)としましたが、NEC PC-9801シリーズでは互換性を重視し5.25インチと同じ1024バイト/セクター、8セクター/トラック、77トラック/面で2面での容量は1232Kiバイト(1.20Miバイト)にしました。のちにNEC PC-9821シリーズではPC/AT互換機と同様に1.44MB対応が行われて現在に至ります。
 つまり、3.5インチFDではIBM PC/AT互換機の2DD形式の720KiBと2HD形式の1.44MiBの2モードだったことから、Windowsの標準ドライバでは1.2MBの対応が無かったのです。

  • 3.5インチFDの1.25MBフォーマットは日本独自
  • 1.25MBに対応したフロッピードライブ、OS、ドライバーが必要
  • PC-98シリーズにプリインストールされたOS、PC-98用Windows 95/98/2000は3モード対応していた
 補足となりますが、なぜ1.25MBフォーマットと呼ばれているかはMS-DOSのFORMATコマンドなどの表記が1.25MBであったためです。容量1232Kiバイトならば1.23MB、容量1.20Miバイトということは1.2MBと呼ぶべきですが、多くの場面で1.25MBが広く使われています。

フロッピーディスクドライバ ダウンロード

日本電気 PC内蔵FDDやNEC純正オプションFDDを使用しているとき

 NEC ビジネスPCのVersaPro、MateシリーズであればNECのサポートサイト(casnavi.nec.co.jp)からドライバモジュールをダウンロードします。個人向けのPCのLAVIE、ValueStarなどの場合にはNEC LAVIEサポートサイトから入手できます。
 他のメーカーの場合にも3モード フロッピーディスクドライバが用意されていることがあります。各社サポートサイトを参照します。

NEC PC-98NXシリーズの場合
 Windows 98SEプリインストールモデルをWindows 2000へバージョンアップしたPC向けのPC98-NXシリーズ対応 3モードフロッピーディスクドライバです。

アップデートモジュール番号 2316: PC98-NXシリーズ対応 3モードフロッピーディスクドライバ
PC98-NX シリーズのMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Professional 上で、3.5インチ 1.44MBフォーマット、3.5インチ720KBフォーマットに加え、以下のフォーマットのフロッピーディスクを使用可能にするドライバです。
 3.5インチ 1.23MBフォーマット 1024バイト/セクタ
 3.5インチ 1.2MBフォーマット 512バイト/セクタ

NEC ビジネスPCの場合
 各機種・シリーズ・発売時期別にパソコン本体がサポートしているOS毎にドライバのアーカイブファイルが用意されています。インストール可能OS用ドライバ(サポートOS用ドライバ)として、フロッピーディスクドライブ以外のドライバーが配布されています。市販のパッケージ版のOSをインストールしたときに不足するドライバを入手することができて大変便利です。 (無料)

ダウンロード NECビジネスPCドライバ検索
PC本体機種を選択→OSを選択→ソフト紹介のページ末尾にダウンロードリンクがあります。

FDDドライバが単体で配布されたことがあります。2つ紹介します。勘の良い人ならすぐ気付くと思いますがUSB 3Mode FDD ドライバは対象のVersaProの機種以外でもUSB接続で同型のFDDを使用するなら有効です。

USB 3Mode FDD ドライバ for Windows XP
旧URL http://search.casnavi.nec.co.jp/support/pc/module/pc98-nx/winxp/drv/nec3mode/index.htm
InternetArchive https://web.archive.org/web/20221203003835/http://search.casnavi.nec.co.jp/support/pc/module/pc98-nx/winxp/drv/nec3mode/index.htm
Mirror https://navitoku.jp/archive/nx-station/files/ia/nec3mode_index.htm

InternetArchive https://web.archive.org/web/20050316155636/http://search.casnavi.nec.co.jp/support/pc/module/pc98-nx/winxp/drv/nec3mode/NEC3MODE.EXE
Mirror https://navitoku.jp/archive/nx-station/files/ia/NEC3MODE.EXE

このアップデートにより、1.25MBフォーマットのフロッピーディスクを読み込ませようとすると、「a:\にアクセスできません。I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした」となる問題を修正します。

ドライバーファイル NEC3MODE.EXEの自己解凍形式ファイルの中身
nec3mode.inf
nec3mode.sys

Windows(R) XP Professional / Home Edition / 2000に対応したドライバーです。デバイスマネージャのUSBコントローラのデバイス名は、「NEC USB 3mode FDD Drive」です。

3モード対応フロッピーディスクドライバ
Windows 98 Second Editionにアップグレードした際に1.2MBでフォーマットされたフロッピーディスクが読み書きできない問題を修正したドライバです。デバイス名は「NEC 3-mode Floppy(PIIX4E)」です。

ドライバーファイル NEC3MPX1.EXEの自己解凍形式ファイルの中身
INSTALL.TXT
Nec3mpx1.inf
NEC3MPX1.vxd


・サポート情報
情報番号 :002028
Windows 2000をインストール後、1.2MBのフロッピーディスクが読み書きできない場合の対処方法
旧URL http://121ware.com/qasearch/1007/app/answerqa_main.jsp?002028


NEC 個人向けPCの場合
 NEC LAVIEサイトからNECサポートプログラム(ドライバ、モジュールなど)を検索してダウンロードすることができます。(無料)

ダウンロード NEC LAVIEパソコンサポート
URL https://support.nec-lavie.jp/

NEC 121ware.com
旧URL http://121ware.com/
従来はNEC 121wareのサポートページにはアップデートがあったドライバについて、アップデートモジュールのダウンロードの提供が行われていました。

FD-USB

周辺機器としてFDDを購入したとき

 PCメーカーがFDDのPC標準搭載を終えた後もバッファロー、ロジテックやY-E DATAといった周辺機器メーカーのUSBフロッピーディスクが販売されました。一部はPCメーカーへOEMとして供給されており製品の安定性も優れていると評判でした。現行製品としての提供は終了していますが中古品が多く流通しています。アマゾンやハードオフ、オークションサイトで探せば見つかります。

  • バッファロー フロッピーディスクドライブ
  •  フロッピーディスクドライブ USB 1.1接続のFD-USBは Macintosh, Windows Vista, XP, Windows 2000, Windows Me, Windows 98対応。Windows XP以降ではMicrosoft 社製の標準ドライバーで動作します。
    マニュアル : USB FDDユーザーズマニュアル
    ダウンロードページ : FD-USBシリーズ ドライバーディスク (Windows)

  • ロジテック フロッピーディスク
  •  2012年1月からダイレクト販売専用商品としてUSB外付型FD 型番 LFD-31UEFが販売されていました。製品としてWindows 8.1まで対応OSとして明記されており、個人ユーザーからはWindows 10での動作報告が上がっています。DOSフォーマットのみの対応ですが、3.5型2DD FDにも対応する製品です。

    Logitec製品ページ LFD-31UEF
    プレスリリース 過去の資産として保有しているFDのデータを有効利用できる! TEAC社製FDドライブ正規品採用 USB外付型FDD「LFD-31UEF」(国内生産品)発売 Windows 7/Windows VISTA/Windows XP/Windows 2000に対応 「USBバスパワー対応」のためACアダプタなどの外部電源は不要 (2011/12/15)

    製品:LFD-31U4 , LFD-31U2 , LFD-31UE , LFD-31UI , LFD-31UJ
       LFD-31UPG , LFD-31US , LFD-31UT
       LFD-31U
       LFD-31U/M , LFD-31U/M(BB) , LFD-31U/M(BK) , LFD-31U/M(GP)
       LFD-31U/M(LM) , LFD-31U/M(SB) , LFD-31U/M(TG)
    ドライバ & マニュアルダウンロードページ LFD-31Uxシリーズ

  • ELECOM FDドライブ
  •  エレコム USB外付型FDユニット LFD-31UEはWindowsとMacintoshの両OSに対応しています。ロジテックはエレコムグループの企業です。上のロジテックの項にドライバ、ユーザマニュアルがあります。

    製品ページ LFD-31UE

  • Y-E DATA フロッピーディスクドライブ
  •  Y-E DATA USB Floppy Disk DriveとしてUSB接続の外付けドライブが販売されていました。
    Windows 98 用ドライバとしてY-E Data USB FDD Driverは次の製品向けに提供されていました。
    YD-8U10 Slim FB-U
    YD-8U12 2x Slim FB-U
    YD-8U14 4x Slim FB-U

    ドライバーインストーラー fbuw454.exeの自己解凍型実行ファイルの中身
    Readme.txt
    UNINST.EXE
    USBFDD.exe


    USB Floppy Disk Drive ダウンロード
    旧URL http://www.yedata.co.jp/multi/drive/fbudl.htm
    アーカイブ https://web.archive.org/web/20190329110250/http://www.yedata.co.jp/multi/drive/fbudl.htm
    株式会社ワイ・イー・データ(YE Data) [Wikipedia]
    安川電機の子会社として株式会社ワイ・イー・データは埼玉県入間市に本社を置き、パソコン周辺機器などの製造、販売を手がけていました。 2019年3月1日に安川コントロール株式会社へ事業統合のため吸収合併されて消滅。

フロッピーディスク用ユーティリティー

Windows、MS-DOSといったOSに標準でついているユーティリティの他に、アプリケーションとして開発されたフロッピーディスク用ユーティリティーがあります。フロッピーディスクに記録されたレガシー資産を活用するにはフロッピーからの読取、データの変換をします。仮想環境でのエミュレーションや記録として長期保存するにはフロッピーディスクを丸ごと読取してディスクイメージを作成します。オフコン、汎用機、ワープロなど他のアーキテクチャの専用フォーマットの読取に対応するドライバやプログラムもあります。

・フォーマット(初期化)、チェックプログラム
 新しいWindowsではフロッピーディスクのフォーマット(初期化)ができなくなりました。各種フォーマット形式をサポートするユーティリティプログラムを利用すればフォーマット、ディスクチェック、強制読取(エラーが発生しているディスクを何度もリトライして読み取りを試行)をすることができます。

・ディスクコピー(複製、バックアップ、コンバート)
 1ドライブ対応ディスクコピーユーティリティはフロッピーディスクをメモリに読取してディスクを交換後に書込みすることで2ドライブ搭載のパソコン以外でもディスクコピーが可能です。フロッピーの形式2DD、2HDやフォーマット形式を変換するコンバート機能を持つものもあります。

・ドライブ制御
 フロッピーディスクドライブを制御するユーティリティです。クリーニング用にヘッドを動作させる、ドライブを常時回転させたり一定時間経過後に停止させる、1.44MBの読書を可能にするなどができます。

・イメージ化ユーティリティ
 フロッピーディスクの内容を読取り、IPL状態、FAT、ディレクトリ情報、ボリュームラベル、シリアル番号などディスク固有の情報ごと1つのファイルに書き出します。イメージファイルの状態で中身のファイルを操作したり、イメージファイルからフロッピーを復元する機能を持つものもあります。

Vectorに登録されているDOS用フロピィーディスク用ユーティリティ
URL https://www.vector.co.jp/vpack/filearea/dos/util/disk/

Vectorに登録されているフロピィーディスク用ドライバ・ユーティリティ
URL https://www.vector.co.jp/vpack/filearea/dos/hardware/disk/

・ワープロ専用機のフロッピーを読書する
 WindowsではMicrosoft Officeが幅を利かせるようになって長くなりますが、往年のワープロ専用機で作成した思い出のデータを現代によみがえらせたいという希望がある場合には次のようなアプリケーションソフトやサービスがあります。

アンテナハウス ワープロフロッピー有償変換サービス
ワープロ専用機の文書を Windows の Microsoft Word や、ジャストシステム 一太郎などのファイルに変換する有償変換サービス
https://www.antenna.co.jp/rtc/convert_service.html

ワープロ専用機で作成した文書をパソコン上で再利用
アンテナハウス リッチ・テキスト・コンバータ
https://www.antenna.co.jp/rtc/RTC2004/2004top.htm

ワープロ専用機ディスクの使用について
https://www.antenna.co.jp/rtc/wp_disc.pdf

オークインクメディアサービス ワープロフロッピー変換
https://www.auinc.co.jp/data/wordproconvert.html

フロッピーディスクドライブの入手

利用目的から考えることをお勧めします

 すでにフロッピーディスクドライブをお持ちで3モードフロッピーディスクドライバーを探してこのページをご覧いただいていると思います。これからフロッピーディスクドライブ入手を考えている場合には利用目的から考え直すことをお勧めします。
 実家を整理していた時に見つかった青春のデータを読みたいとか、故人のデジタル遺産を活かしたい、という事であればフロッピーを読取できれば目的を達せられます。中古品で入手したドライブが故障しているとディスク表面に傷が入り、データを永遠に失うことになります。信頼できる事業者のコンバートサービスを利用することをまず考えてください。
 近年ではフロッピーディスクドライブの生産終了から年数が経過し、正常動作する製品の入手が大変難しくなっています。安易に中古品を購入すると大変です。消耗パーツを自分で製作するくらいの熱意と技術力がいります。レトロPCをレストアして動作させようPC一式を機械的にも電気的にも整備・修理することも厭わないという方であればフロッピーディスクドライブの入手は止めません。実機でシステムを動作させるのに必要な分を除いて、イメージ化することが急務です。空のフロッピーディスクも生産終了から年月が経っているのでバックアップのために複製しておくことも容易ではありません。
 3.5フロッピーディスクは埃侵入を防ぐため自動開閉式のシャッターがついています。経年劣化によってバネ仕掛けが動作しなくなってドライブのヘッドを損傷させたり、外れたシャッターやバネなどの部品がディスクに接触することで破損を引き起こすことがあります。

フロッピーディスクドライブの整備

 まず最初に重要度の低いフロッピーディスクを使ってドライブの動作確認を行ってください。くれぐれも原本のMS-DOSシステムディスクやオリジナルのデータが記録されたディスクを未検査のドライブに挿入しないでください。破損の恐れがあります。
 PCの使用用途、稼働年数、環境によってフロッピーディスクドライブの劣化度合いは様々です。PC-98シリーズのような人気のレトロPCはインターネット上に故障しやすい部品の知見が集まっているので、同型のPCや同型番FDDを複数入手して程度の良い部品を組み合わせて正常稼働させることは自作PCの組み立てのようにでき難易度は高くないかもしれません。ジャンク品の再生を手がけるYoutuberの人気もあって自分でもやってみたいと思ったらあなたもジャンク沼に近づいています。分解して状態をチェックして、劣化したコンデンサを取り換える、伸びたり切れたりしたベルトを取り換えるといった作業をして復活できると達成感があります。いつしか壊れたものを直すこと自体が目的になってしまいますのでくれぐれもご注意ください。部品取り用のPCの方も捨てるのは勿体なくて使わないのに修理していたらジャンク沼に嵌っています。

移行元のフロッピーディスクドライブは使えませんか?

 フロッピーディスクのデータを最新のWindowsへ移行したいという場合で、フロッピーディスクを使っていた古いPC環境を保有しているならそのフロッピーディスクドライブや追加の記憶装置を使って移行することも検討してはどうでしょうか?
 最新のWindowsにフロッピーディスクドライブを接続するよりも古いPCにIDEやSCSIのHDDあるいはCFやSDメモリカードを接続して、フロッピーディスクのディスクイメージを作成したり、ファイルをコピーする方がよい場合もあります。



フロッピーディスクドライブ搭載パソコンの入手

整備済の中古品を取り扱うPCショップで購入する

 産業用の制御用のフロッピーディスクドライブ搭載パソコンは根強い需要があります。購入するのが主に企業で、高価な設備を動かすために使われているのでお値段は高めです。

フリマ、ネットオークションサイトで購入する

 整備済の中古品を取り扱うPCショップよりも安価な商品が出品されています。フロッピーディスクドライブ搭載パソコンというよりはとても古いパソコンとしての価値判断がされているからでしょう。代理の人から出品しているなど状態が不明なものもありますが納得できれば試しに購入するのもよいと思います。稀に予備機として倉庫に新品箱入りのまま保管されていたという商品が出品されて競り上がってかなり高額になることがあります。

レンタルPCの活用

 レンタル・リース事業者の中には、保有資産を活用して年数が経った機器に独自の延長保守サービスを提供しているところがあります。そのような事業者はフロッピーディスクドライブを搭載したレトロPCのレンタルに対応しているところもあります。確実に動作するPCを一時的に使いたい、フロッピーディスクに秘密のデータが入っていて他人には任せられない、コンバートサービスは避けたいというニーズに合うと思います。



更新履歴

更新日:2023年01月20日
作成日:NX-Station前サイトから移行
その他:フロッピィ → フロッピーに表記統一

<< 前のページに戻る