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口座の開設・申込み

 口座の開設・申込みはネットがおすすめです。これからは紙の通帳は不発行で、クレジット決済機能付きのキャッシュカードが標準です。
 ネットでも窓口でも大抵の場合、普通預金口座だけでなく、クレジットカード機能あるいはデビットカード機能が付帯されているキャッシュカードの申込みに誘導されるので予めどのクレジットカードのブランドにするか検討しておいたほうが良いでしょう。普通預金口座に定期預金などをセットできるようにした総合口座を基本に据えている銀行もあります。
 なお、同一の銀行に複数の口座を開設しようとしたり、同時期に複数の銀行に新規口座開設するとクレジットカードも複数発行することになってしまい、生活資金に困っていると疑われることがあります。そうなるとカード審査に落ちることもあるので要注意です。
 口座開設するだけで貰えるキャンペーンを行っている銀行が増えていますが、初めての銀行口座は目先にとらわれずに何十年と付き合える銀行を見つけたほうがトータルでお得になると思います。私の経験になりますが、バイト先で給与振り込み用に指定された銀行の支店に口座を開設したのですが、支店はその後、統廃合で撤退してしまって店頭での手続きは遠出しなければならなくなったことがありました。設置台数が少なくなったATMの行列待ち時間や店頭へ出向く時間をバイトの時給に換算しても数千円のロスです。ほかにATMなければ提携金融機関のATMを使うことになりますがその銀行に口座があれば他行ATMを利用した時の手数料も払わずに済ませられるものです。
 ATM時間外利用手数料、他行ATM利用手数料は、銀行ごとの取引ステージが上がると無料やキャッシュバックになる優遇措置を用意しているので有効に活用します。給料振込、公共料金支払い、提携クレジットカード利用などはクリアしやすいと思います。普通預金や定期預金の一定残高というのもコツコツ貯めていけばクリアできます。定期預金で数百円の利息を得るよりも取引ステージアップで手数料を節約するように行動するほうがハードルが低いです。
 2022年5月に三井住友銀行の支店に予約して住所変更の手続きに行ったときに見た様子から、銀行口座を開設するために店頭窓口へ出向くのはそろそろ止めたほうがよいと感じました。あまり使用していなかったので住所変更の手続きをしておらず、オンラインバンキングの認証トークンも更新していなかったため、店頭での手続きが必要になってしまったのでした。近年の感染症対策から窓口の手続きは予約制になっていて事前に予約をとる必要があります。有人窓口の数が減り、一部は画面を通じたやり取りになっています。特に新生活を始める時期は大変混雑しており、予約なしでは受け付けてもらえなかったり、3時間待ちになったりしているのです。所要期間として、予約できるのが1週間先、口座開設のために店頭で30分~数時間、キャッシュカードが発行されるのが1~3週間ほどになります。クレジットカードを付帯した場合にはクレジットカード会社の審査等でさらに長くかかってしまう場合もあります。気分的に数万円の労力に感じるのではないでしょうか?
 大学進学や就職で新しい土地で新生活となると住所変更することになってしまうから後で申し込もうとするのは正しいようで間違いです。多忙な新生活が始まると銀行の窓口の開いている平日には手続きにいけませんし、ネット申込みしたとしてもキャッシュカード等を書留郵便で受け取ることもままなりません。
 あなたが中高生なら親と相談して、取引する銀行を決めて早めに口座を開設しましょう。未成年の場合には親権者同伴で店頭での手続きが必要だったり、ネット手続きだけでは完結せずに同意書を郵送しなければならないこともあります。
 最近は都市銀行も地方銀行も通帳不発行型のネット専用口座に力を入れていて、銀行のスマホ専用アプリやWebサイトで取引できるようになっています。銀行のスマホアプリはとても進化していて、振込を通知してくれるので入金確認がかなり楽になりました。以前のように銀行に行って列に並んで通帳を記帳してみたら入金されていなかったといった苦労も無くなりました。ネット犯罪のニュースを見聞きしたりすると危ないようなイメージを持つかもしれませんが、通帳発行しても通帳不発行にしてもオンライン取引のセキュリティ対策を緩めてよくなるわけではありません。
 銀行としては経費削減のために少しでも早く通帳を廃止したいと考えています。通帳があるだけで1口座あたり200円/年の印紙税の支払いが発生しています。通帳自体のコスト、通帳印字用の設備のコストも生じています。通帳が無くなれば自行ATMの設置を止められ、人員や店舗も縮小できます。住宅ローンや保険、資産運用などの高収益を挙げられる業務に集中することで利益を上げる体質に変えようとしています。店舗数のある銀行では土地・建物・銀行員のコストを抱えています。そのため、通帳発行、振込や両替などの窓口手数料を値上げし、ネット取引の手数料を据え置いて店頭の業務を減らそうとしています。

目次
口座開設の下調べ 銀行の支店、直営のATM、提携ATM、商品・サービス、ネットバンキング、アプリの対応など必要とするサービスが提供されているかを調べます。どこの銀行がいいのか迷ったら、私は初めての銀行口座は「ゆうちょ銀行」をおすすめします。預入金額に1,300万円までの制限がありますが日本国内の僻地・離島を含めて各地にある郵便局に併設されたゆうちょ銀行の窓口やATMを利用できること、キャッシュカードを使える提携金融機関が多いことが挙げられます。進学、転勤、出張、国内旅行など全国を網羅した支店網の便利さを実感できます。ゆうちょ銀行店舗内や郵便局内に設置しているATMは平日7時から23時、日曜日・休日7時から21時の時間帯が無料で利用できるので最強です! (駅・ショッピングセンター等に設置しているATM、ファミリーマート等に設置されているATMは無料の時間帯と110円の手数料がかかる曜日・時間帯があります。)
口座開設の準備 口座開設の方法を調べて、必要書類(マイナンバーカード、運転免許証など銀行指定の本人確認書類)、電子メールアドレス、携帯電話番号、印鑑やサイン、初回入金するお金を準備します。店頭では一般的に1000円以上で開設します。ネット申込では口座が開設される前なので振込することもできず0円で手続することがあると思います。そのまま使われないことを防ぐために、プレゼントキャンペーンの適用条件に開設翌月までに一定額の入金やクレジット(デビット)カードでのお買い物金額などの条件がありますので逃さないように気を付けます。
口座開設の手続き 口座開設する銀行の手続き方法にしたがって手続きをします。
よくある口座開設の手続きは次のようになります。
・スマホで必要事項を入力してマイナンバーカードや運転免許証を使って本人確認をして申込みする。
・スマホやPCのブラウザで必要事項を入力して申込書を作成、印刷して本人確認書類のコピーを添えて郵送する。
・口座開設書類を取り寄せて、届いた書類に記入、押印して郵送する。
・銀行の店頭窓口に出向いて口座開設を申し出て、手続きをする。
口座開設後の銀行取引 既に関係者の人目に触れている申込書類に記載したカード暗証番号や銀行側が初期設定した暗証番号を変更します。そして余剰資金を入金(預金)したり、出金したります。このタイミングでキャンペーン適用条件をクリアするように計画を立てて利用します。
銀行によっては金融商品のプロモーション以外にグループ企業の商品の宣伝をしてきたり、アンケート調査や顧客向けキャンペーンを頻繁に行っています。沢山のメールが届くことがありますが、大手銀行を語ったフィッシング詐欺も流行っているため気を付けましょう。
なお、不正利用されるとまず振込で出金されることが多いため、セキュリティ上の措置として振込金額が低めに設定されていたり、未登録の振込先へ即日の振込ができないような制限がかけられています。期日間際に振込手続きしようとして締め切りに間に合わないような事態にならないように気を付けましょう。学校の入学金や授業料の期限を守らないで失効すると人生に大きな影響が出てしまいます。いきなり家賃の滞納というのも避けなければなりません。
その後の銀行取引は給与や年金が定期的に振り込まれたり、家賃を振り込んだり、クレジットカードや公共料金の自動引き落としなど取引があればそのまま銀行取引を継続できます。
転居などで生活圏が変わって長期間取引をしなくなった場合には注意が必要です。「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」に基づいて休眠預金とされることがあります。例えば三菱UFJ銀行では口座の預金の最終取引日から10年を経過した残高1万円未満の口座は通知状の発送なしで休眠預金として扱われます。利息の入金、通帳の記帳だけではご利用があったとはみなされませんので注意が必要です。休眠預金にならないように一定間隔で取引をする、きちんと住所変更をしておく、残高のない不要な口座は解約するといったひと手間を惜しまないようにしましょう。
私の予想となるのですが、今後10年から20年で通帳や定期預金証書はほぼすべてが廃止されると思います。その時には通貨や紙幣も大半がデジタル円に置き換わっているかもしれません。

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