98Station

PC-9821Ne340/Wの概要

内蔵340MBハードディスクにはMicrosoft Windows 3.1インストールして出荷された98Noteです。 1993年11月 768,000円という価格で発表されました。


PC-9821Ne340/Wの仕様

PC-9821Ne340/Wの基本構成

型番PC-9821Ne/340W
標準価格768,000円(税別)
発表時期93年11月
CPUi484SX(33MHz)→i486DX4(100MHz)[IO DATA : PK-Ne100 ]
内蔵キャッシュメモリ8KB
MAIN RAM15MB[3MB+ 12MB[メルコ : NE34-12M]]
VIDEO RAM512MB(テキスト、グラフィック表示用)
表示素子9.5 inch TFT Color液晶[640 x 480]
GAなし
テキスト表示英数カナ 80文字×25行、80文字×20行 漢字(16ドット、ゴシック体) 40文字×25行、40文字×20行 文字単位にアトリビュート(リバース、ブリンク、シークレット、カラー8色)設定可能グラフィック画面と独立したコードリフレッシュ方式のテキスト画面表示をサポート/TR>
グラフィック表示解像度:640×400ドット 2画面、表示色:4,096色中16色表示または256色表示
640×480ドット 1画面、表示色:4,096色中256色表示(*2) GDC(Graphic Display Controller)、EGC(Enhanced Graphic Changer)による高速描画サポート機能あり グラフィックVRAMはローカルバス経由でCPUからの直接アクセスが可能
画面合成テキスト画面とグラフィック画面の合成表示が可能
漢字表示JIS第1、第2水準漢字ROM標準装備、JIS第1、第2水準漢字約7,600字ユーザ定義文字188種、40×20/25行、テキスト画面、グラフィック画面のいずれも表示可能
キーボードJIS標準配列準拠、本体との一体型、コントロールキー、10ファンクションキー、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFER、NUMキー、NUMキーキャンセル機能(98NOTEメニュー切替え)、テンキーボード(PC-9801N-23)接続可能
ポインティングデバイスサムボール内蔵(マウスと排他使用)
FDD640K/1M/1.44バイトタイプの3モード対応の3.5インチフロッピィディスク1ドライブ内蔵 増設用の1Mバイトタイプ3.5インチフロッピィディスクとしてPC-FD311R/312R/511R/512Rのいずれか接続可能(PC-9801N-15またはPC-9801N-08経由)
RAM DRIVE1ドライブ内蔵(バッテリバックアップされた1.44Mバイトの記憶装置)(HDDモデルはRAMドライブ用メモリの使用を「RAMドライブ」に設定することにより使用可能)
HDD340MB(2.5inch IDE(PC-HD340N相当品),(平均シーク時間16ms))
インターフェースマウス(バスマウス、ミニDIM9ピン[PC-H98-U01、PC-9801NL-02接続用])、プリンタ(パラレル、ハーフピッチ36ピン)、 シリアル([最大9600Kbps]、ハーフピッチ14ピン )、ディスプレイ(アナログRGB、ミニDIM10ピン)、 テンキー(PC-9821N-23用、ミニDIN8ピン)
PCカードスロットTYPE2x1,1スロット内蔵(PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1仕様準拠) [B4680インタフェースカードT : PC-9801n-J02Rと赤外線通信インターフェースカード : PC-9801n-J07を利用]
拡張バス110Pin x1 [I/O拡張ユニット(PC-9801N-08)接続、交換で、八戸ファームウェア製 サウンドユニット : FM-1N 接続]
ACPC-9821NE-U01 (INPUT:AC100V 50/60Hz 72VA / OUTPUT DC19V 1.7A)
BATTRYPC-9821NE-U02 (定格 **V **mAh)
外形寸法316(W)×254(D)×54(H)mm
重量:3.6kg
消費電力16W、最大30W
主な添付品バッテリパック(本体装着済)、ACアダプタ、ガイドブック、カードサポートソフトウェア及びマニュアル、セットアップディスク、お客様登録カード、保証書、システムインストールディスク(FD1枚)、バックアップディスク/マニュアル購入券
OSMS-Windows 95 & MS-DOS Version 6.2

参考文献:NEC パソコンカタログ


2022年リニューアル時のコメント

 趣味で買うには高すぎたので、手に入れたのは後年に中古でした。
元の価格が高かったため、メモリの増設やCPUアクセラレータを買って長く使おうとした人の気持ちが分かります。

アップグレードについて

CPUのアップグレード

現在は、IO DATAのPK-100NeでDX4(100MHz)にしてあります。

元のi486SX(33MHz)

写真は元のCPUモジュールですが、CPUの右上にある水晶発振器(66.6667MHz)が、33MHzの動作クロックを生成しています。この水晶発振器を 取り替えればクロックアップできそうです。でも、486SXはクロック耐性が 弱そうなのと、ちょうどいい水晶発振器がないので取り替えていません。 ノート用の薄型の発振器、どこかに売っていないですかね?





i486DX4(100MHz)モジュールの裏側 i486DX4(100MHz)モジュールの表側

上の写真は、PK-Ne100です。
元のCPUモジュールとCPUの取り付け位置が反対になっています。 これは放熱対策の為だと思いますが、もとのモジュールはなんでか 内向きに付いているのです。あと、付属品でついてきているアルミパネルを 取り付けないと安定動作しないようです。放熱がかなりすごいので パネルがかなり熱くなります。



2022年リニューアル時のコメント

 PK-100Neは元のi486SX(33MHz)と比べて3倍速のi486DX4(100MHz)でしたが、その後PK-Ne133Aという4倍速になるAm5x86-133(133MHz)が発売されました。

PC-9821Ne(初代)はここが違う

PCカードスロットは特殊!?


 このPC-9821Ne(初代)シリーズは他のNe2、Ne3とはちょっと異なったPCカードスロットが搭載されています。

この仕様は、TYPE2x1,1スロット内蔵(PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1仕様準拠) というもので、現在主流のPCカードの規格「JEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1」より少し古い物になっています。 そのため、厳密に「PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1仕様」を満たしていないカードは使用できません。
オプションのPCカードを買うときはきちんと対応しているか注意が必要です。


2022年リニューアル時のコメント

 PCカードの形状は長さ85.6mm×幅54.0mm、厚さの違いをType I〜で区別していました。Type Iは厚さ3.3mmで主にSRAMメモリカード用途、Type IIは厚さ5mmでもっとも広く普及したタイプ(ATAフラッシュメモリ、各種I/Oカード サウンドカード、SCSIカード、モデムカード、ネットワークカード、無線LANカード、USBカードなど)、Type IIIは厚さ10.5mmでハードディスクに使われていました。
 旧規格PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1とJEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1の差として、マルチファンクションカードサポートと電源管理がありました。


更新履歴

2022/06/27 リニューアル、加筆・修正
2002/11/24 リニューアル前の最終更新日

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